ペット葬儀は、どのような流れで行われているのか?よくあるペット葬儀の流れをご紹介します。犬、猫、ウサギなどペットとの最期の別れの時に後悔しないように事前にペット葬儀の流れを把握しておきましょう。
1.ペットのご遺体の搬入
ペットを火葬する場合、火葬場までペットのご遺体を搬入する必要がありますが、その搬入を葬儀のプランの中に含んでいる葬儀業者もあれば、別オプションでお迎え可能なところもあります。
大型犬で一人では運べない場合や、車を持っていない方の場合には、葬儀社選びの際に、これらのサービスの有無も選定するポイントのひとつです。
小型のペットちゃんであれば、電車やバス、タクシーなどを利用してもよいですが、臭いや体液が漏れないように周りへの配慮を忘れないようにしてください。
自治体での火葬される場合には、ほとんどの場合は、ご自身でご指定場所に搬入しなくてはなりません。
2.ペット葬儀(最期の別れ)
火葬場のある民間施設では、祭壇の前にペットを寝かさせて、お焼香などし、合同火葬、個別一任火葬プランの方は、ここで最期の別れとなります。
個別立会火葬プランなどで、特別葬の場合には、僧侶 が読経してくれるプランなどがあるます。
訪問火葬の場合には、火葬車の前で、簡単にお焼香などをして最期のお別れをします。
自治体の多くは、遺体を引き渡して、ここで最期のお別れとなります。
よくある疑問
●僧侶へのお布施は必要ですか?
人と同じように多くの人がお布施を渡しているようです。
相場は、地域などにもよりますが、5,000円~15,000円程です。
●宗教は関係ありますか?
日本の多くが仏式のため、ペット葬儀においても仏式に似た形式がとられています。ご自身の信仰する宗教で対応してもらえるかもお願いしてみてもよいと思います。
●服装はどんなものを着ればいいですか?
喪服まで着る必要はありません。黒っぽい色の服装で、控えめな服装、格好がよいでしょう。
3.ご遺体の火葬
ほとんどの場合、火葬施設専用の棺などにご遺体を入れて火葬炉に納めます。(棺に入れないところもあります。)火葬終了まで、控室で待機します。
一緒に火葬できるものは?
一般的には800~1200℃という高温で燃やすため、金属と陶器以外はほとんどの場合、火葬できますが、業者によって控えていただくようにお願いしているところもありますので、火葬の前にご確認ください。
火葬できるもの
生花、手紙、金属製の部品がない首輪、おやつ、ごはん(紙皿などに入れる)
骨への色素付着防止のため、生花でも色が濃いものは避けましょう。
遺骨をきれいな状態で残すためには、必要最小限のものにとどめましょう。
4.収骨を行います
訪問火葬の場合は、業者によりますが、自分たちで収骨する場合もあれば、係員により収骨後、返骨してもらう場合もあります。
個別立会火葬の場合には、火葬終了後に遺骨を拾骨をし、骨壺に納めます。
スタッフが、遺骨を見ながらどこの骨だったのか、の説明があるのがほとんどです。
お骨は、自宅に持って帰ったり、併設施設に納骨堂やペット霊園などがあればそこに預けることもできます。どうするのが正解というのはありません。飼い主さんが納得のいく供養をするのが正しい供養です。