ペット葬儀、ペット火葬とインターネットで検索すると実に様々なペット葬儀社が出てきます。何がどう違うの?どこを選べばいいの?そんな初めてのペット葬儀とペット火葬選びのために基礎知識をご説明します。
ペット葬儀とは
ペット葬儀とは、犬や猫、ハムスター、うさぎ、インコなど家庭で飼われていたペットの死後、遺体を火葬するまでの最期の別れの儀式のことを、「ペット葬儀」と呼びます。
人の葬儀と聞けば、祭壇が設けられ遺体を安置し、仏教の場合にはお坊さんが読経してくれるお通夜、お葬式などを思い浮かべますが、ペットの場合は、決まった形式というのがないために、ペット葬儀社がいろんなプランを企画し、それらをペット葬儀と呼んでいます。
ペット葬儀の種類には、大きく分けて、自宅葬、葬儀社葬との2つに分類できます。
ペット葬儀の種類①自宅葬
自宅葬とは、火葬や土葬の前に自宅でお別れをすることを指します。
家族や同居する他のペットちゃん、親しい友人などと一緒に自由なお別れをすることができます。
大好きだったおやつやお花をお供えして、時間の制限もなくゆっくりと思う存分最期の時間を共に過ごすことができます。
葬儀社のプランの中で、自宅に祭壇を設けてくれるところもあります。
ペット葬儀の種類②葬儀社葬
葬儀社葬とは、ペット葬儀社が火葬場と併設しているセレモニーホールや霊園などで、火葬の前にお別れを行うことです。祭壇が設けられた場所に遺体を安置し、お水を含ませてあげたり、お線香を立てたりと、最期の別れを行います。
祭壇や必要な用具などはすべて葬儀社が準備をしてくれて、葬儀のプロにおまかせし、本格的な葬儀が行えます。お坊さんが読経してくれたりするプランもあります。
ペット火葬とは
ペット火葬とは、亡くなったペットの火葬をすることをペット火葬と呼びます。
ペットの火葬をするだけを、ペット葬儀の1つのプランとしている業者もあります。
ペット火葬の種類には、大きく分けると
合同火葬、個別一任火葬、個別立合火葬の3つに分類されます。
さらに、自治体での火葬や、最近増えてきた訪問(出張)火葬などもあります。
以下に種類別に主な内容をまとめました。
費用の相場は、小型犬の場合の金額です。(当店調べ)
合同火葬 | 個別一任火葬 | 個別立会火葬 | 訪問出張火葬 | 自治体 | |
火葬の立会 | × | × | 〇 | 〇 | × |
収骨 | × | × | 〇 | △ | △ |
返骨 | × | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
費用の相場 | 15,000円~ 25,000円 | 30,000円~ | 36,000円~ | 27,000円+交通費~ | 5,000円~ 10,000円 |
ペット火葬の種類①合同火葬
合同火葬とは、その名の通り、他のペットちゃん達と合同で火葬されます。合同で火葬されるため、遺骨は返骨することができません。
合同火葬された遺骨は、合同墓地などに埋葬されるのが一般的です。
業者によっては、月に1回や、数か月に1回程、合同供養祭が行わるところもあります。こちらのプランが一番、費用的に抑えられます。
こんな方におすすめ
- 他のペットと一緒に仲良くお空にいってほしい人
- リーズナブルなお別れを希望する人
- 収骨や返骨を希望しない人
ペット火葬の種類②個別一任火葬
個別一任火葬とは、最期の別れをした後、ペットちゃんのご遺体を業者に託し、後は業者側で個別に火葬するもので、飼い主が立ち合いせずに火葬します。火葬後、遺骨を収骨するのは業者が行い、返骨希望であれば後日返骨してもらうことができるのが一般的です。
火葬の立ち合いはできないれど、収骨は飼い主さんが行うこともできるプランがある業者もあります。
こんな方におすすめ
- 立ち会う時間がない人
- 個別火葬がいいがリーズナブルに行いたい人
- 火葬、返骨を急がない人
ペット火葬の種類③個別立合火葬
個別立合火葬とは、火葬炉までお見送りができ、個別に火葬します。火葬後は、飼い主さんが収骨することができます。その後、収骨した遺骨は、自宅に持ち帰ったり、併設されている納骨堂やペット墓地などに埋葬する(別途料金)こともできます。
こちらのプランが一番、費用的にかかる火葬方法となりますが、ほんとに最後までご一緒にいてあげられ、荼毘に付されたペットちゃんをご自分の手でお迎えに行ってあげることができます。
辛い現実を見たくない気持ちもありますが、一番納得の行く別れができるのではないでしょうか。
こんな方におすすめ
- 希望の日時に火葬したい人
- 最期まで自分で見送りたい人
- 自分で収骨したい人
- お骨の説明を受けたい人
ペット火葬の種類 番外編①
ペット葬儀社が近くにないという方の場合には、お住いの役所で、ペットを火葬してくれる部署がありますので、役所に問合せてみましょう。
合同火葬が一般的ですが、自治体によっては個別に火葬してくれ、収骨までできるところもあります。葬儀社に比べて費用的にかなりリーズナブルで行えます。
火葬のみとなるため、最期のお別れは自宅で済ませて、お棺や収骨するための骨壺など必要な用具はご自分で準備する必要があります。
ペット火葬の種類 番外編②
自動車に火葬炉を積んだ移動火葬車で自宅やご指定の場所まで来てくれて、個別に火葬してくれます。24時間対応という業者が多く、都合のいい時間や場所で火葬ができます。
仕事が忙しく家族みんなが揃わなかったり、高齢者や小さい子供がいて外出が難しいなど、葬儀社に出かけにくい方におすすめです。
ペットの遺毛残しませんか?
ペット葬儀のことが分かったところで、いざペットの火葬をお願いする業者を探す前にあと少しだけお時間ください。
ペットを火葬すると遺骨だけは残り、その後遺骨を肌身離さずもっておける、遺骨アクセサリーなどがあります。落ち着かれたら、メモリアルグッズを検討されるとよいと思います。
しかし、火葬前の今しかお伝えできないので、お伝えします!
かわいいペットの毛をお手元に残しませんか?
ペットの毛で、キーホルダーを作成したりすることができます。
いつも、なでなで していた肌触りをいつまでも残したい場合にはこれらのメモリアルグッズがおすすです。火葬する前に少しだけ毛を切らせてもらってくださいね。