犬、猫、うさぎ、ハムスター、フェレット、最愛のペットの死後、
現実を受け入れられず 、何をどうすればいいのか・・・?
ペット仏壇を自宅に置き供養することで、ペットロスが軽減することを期待して、ペット仏壇の役割、選び方、種類を解説し、納得いくペット仏壇の購入をサポートします。
- 目 次
- ペット仏壇の役割
- ペット仏壇の購入方法
- ペット仏壇の選び方
- ペット仏壇の種類
ペット仏壇の役割メリット
近年では、ペットが亡くなれば人と同様に供養し、自宅にはペット仏壇を置く人が多くなってきています。
やはり、ペットは家族、いやそれ以上の存在になっている人もいるからでしょう。
日本では、人が亡くなれば、お葬式を上げ、お墓を作り、自宅には毎日お祈りできるように仏壇があるのが一般的です。
家族であるペットが亡くなった場合にも、人と同じようにしてあげたいと思うのは当然のことです。
そして、ペット仏壇を置くことにより、ペットの死と向き合うことができ、悲しみを癒してくれるのです。
ペット仏壇を置くと心が落ち着く
ペット仏壇を置く最大のメリットは、「心が落ち着く」。
命あるものは、いつか亡くなってしまいます。
でも、それがすぐに受け入れられることができないのが人の心です。
今までと変わらず、そばにずっといてほしい・・・。
もう一度会いたい・・・。
もう一度抱きしめたい・・・。
あの子はどこに行ってしまったの?
そんな時に、この仏壇の前で亡くなった子とお話するのです。
そうすることで、あの子は姿が変わってしまったけれど、今ここにいる。
今までと変わらずそばにいるという安心感があり心が落ち着くのです。
そして、少しずつ現実を受け入れていけばいいのです。
本当に、少しずつ、少しずつ。
毎日の祈りの空間を作る
今までの姿でなくなったペットも、いつも一緒にいるように、
いつまでも忘れないという想いを込めて、
亡くなったペットの落ち着く空間を作ってあげましょう。
仏教では、 四十九日までは、あの世とこの世の間をさまよっていると考えられており、それまでの間の供養の仕方が、その後の行き先へ影響するとも言われております。
毎日、今までと同じように声をかけたり、
好きだったおもちゃ、食べ物をそばに置いてあげるだけで供養になります。
そんな空間を作るためのひとつかたちとして、ペットの仏壇は必要ではないかと思います。
ペット仏壇の購入方法
ペット仏壇は、最近では、様々な種類があり入手方法も様々です。
設置場所や供養の仕方により、ご自分にあった仏壇を探すことをおすすめします。
ペット葬儀専門店へ火葬を依頼した場合には、そこでも、ペット仏壇、仏具、メモリアルグッズを販売されているところもあるようです。そこで、ご自分の気に入ったものがなければ他の店舗でも探してみてもよいと思います。
今では、人の仏壇店で、ペット仏壇コーナーを設けて販売しているところや、
ペット仏壇、仏具、メモリアルグッズを専門とした実店舗もあります。
が、まだまだ店舗数が少なく、ネット通販での購入が主流となっています。
DIYを得意とする人は、自作する人もいらっしゃるようです。
DIYが苦手という人や、わが子だけの世界でたった一つの仏壇がほしい、
というこだわりのある方は、特注専門の家具店などでも作成可能なところもあるようです。
ペット仏壇の選び方
ペット仏壇の選び方のポイントは、どのようにペットを供養したいのか?
というところが一番重要です。まず、どんな供養方法があるのか?をご紹介します。
お骨はすべて手元に置いて供養したい
火葬した遺骨を自宅でそのまま置いておきたい場合には、骨壺がそのまま収納できるボックスタイプの仏壇などが主流となっています。ペットの種類により、骨壺もサイズがありますので、骨壺収納可能なサイズを確認して購入しましょう。
遺骨をそのまま自宅で置いておきたいけれど、生前は好きな場所にいたペットちゃんですと、ボックス型の骨壺収納タイプだと、なんだか窮屈そうだなあと思う方には、ステージ型のオープン仏壇がおすすめです。
仏具やフォトフレームなどを一緒に置き、オープンスペースを作ってあげるのもよいと思います。
その場合、いかにも骨壺、仏具。というものよりも、仏具らしくないかわいいペットちゃんに会う骨壺や、骨壺カバーもありますので、オープン仏壇をご検討される際には、骨壺や骨壺カバーをぜひご検討ください。
お骨は分骨して供養したい
ペット葬儀業者にもよりますが、 納骨堂やペット霊園が併設されているところもあります。そこにお骨を納めて、自宅へは一部だけのお骨を持ち帰ることもできます。その場合は、そのお骨だけを仏壇に納めるのであれば、ミニサイズの仏壇がおすすめです。
最近では骨壺も、手元供養用の手のひらサイズで、きれいなガラスの骨壺や、木製の温かみのある骨壺、分骨専用の手元供養に考えられた供養セットなど、リビングに置いてもインテリアの1つになりそうなものなど、様々なものがあります。
自宅ではお骨なしで供養したい
火葬後の遺骨は、火葬業者で引き取ってくれるプランもあります。納骨堂やペット霊園などが併設されているところは、そこに遺骨を預けて自宅では、お骨なしで供養することもできます。
お骨を持ち帰っても、自宅の敷地内に埋葬し、家の中にはお骨がない場合には、
写真だけを飾ったり、位牌を作ったりして、それらを飾っておくことができる、ステージ型の仏壇がおすすめです。
フォトフレーム機能を備えた仏具セットや、仏壇ともいえないようなモダンでおしゃれなペット仏壇もあります。
ペット仏壇の種類
上でご紹介した供養したい形でペット仏壇を選ぶとよいと思います。
気持ちが落ち着くまでは、自宅にお骨を置いておきたい。
今は、どのように供養したいのか分からない、考えられない・・・。
そんな方も大丈夫です。気持ちが落ち着いてから考えてもよいですし、途中で変更してもよいと思います。
ペット仏壇の種類は大きく分けると2つあります。
ペット仏壇 骨壺収納タイプ
火葬後の遺骨を自宅へ持ち帰り、骨壺をそのまま収納できるタイプのペット仏壇です。 ボックス型や、キャビネットのように、扉を開けて中に収納するものなど骨壺収納できるタイプでもたくさんあります。
収納できる骨壺サイズを確認してから購入してください。
材質は、紙製、木製のものがあります。
生産地も、国内の手作り品から、海外製のものまで幅広くあります。
価格帯は、約4,000円~50,000円ほどが多く出回っています。
ペット仏壇 ステージ型 オープンタイプ
ペットのお写真が飾れて、小さな骨壺、花立、香立て、線香立て、お供え皿、水入れなどの仏具を置けるステージ型の仏壇です。
骨壺もあるけど、仏具だけを置き、供養台としても使えます。
比較的安価のものから、国産品で、職人の手によりひとつひとつ手作りしているこだわりの供養台、オープン仏壇もあり、骨壺収納タイプよりも品揃えが豊富です。
材質は、木製、石材、アルミ製、樹脂製など様々ですが、木製が多く出回っています。
生産地も、国産品のこだわり抜いたものから、海外製のものまであります。
価格帯は、3,000円~100,000円以上のものまで様々です。